2016 年 12 月 のアーカイブ


樹脂難燃剤中の赤リン含有分析-Py-GCMS(熱分解GCMS)による分析をメニューに追加しました-

電気製品の樹脂材料に難燃剤として使用されている、赤リンが原因となった焼損事故が多発しています。

■ 赤リンによる焼損メカニズム

■ トラブル事例

ACコードの機器側コネクタ先端に使用されている樹脂に、難燃剤として赤リンが含有されていました。これが空気中の水分により導電性のあるリン酸となり、絶縁不良から焼損にいたった事例です。

近畿分析センターは適切な赤リン分析を提供し、焼損事故の発生を防止に寄与します。

★当社では様々な赤リン分析の手法をご用意しております。

★お客様の目的・ご予算に応じ、適切な分析をご提案させていただきます。

■ 分析メニュー

①リン酸イオン分析 (破壊分析)

【手法】

赤リン含有が疑われる部材から、リン酸イオンを溶出させイオンクロマトグラフにより測定。

【特徴】

トラブルの直接的原因となる電解性のリンを測定するもっとも確実な方法で、樹脂中の含有量を算出可能です。ただしリンを溶出させるため、製品を元の状態に戻せない破壊的分析となります

②デジタル顕微鏡観察 (非破壊分析)

【手法】

高倍率の顕微鏡により、部材表面に存在する赤リン粒子をデジタル写真として撮影します。

【特徴】

製品の状態を維持したまま観察が可能です。ただし、赤色の粒子が必ずしも赤リンであるとは限らないので、簡易的スクリーニングや、同一製品のルーチン的な品質チェックとしてのご利

用をお勧めします。

③蛍光X線分析 (非破壊分析)

【手法】

蛍光X線分析装置により、部材表面~数mm程度内部に存在するリン元素を測定します。

【特徴】

製品の状態を維持したまま(15cm□×4cmHまで)観察が可能です。ただし、難燃剤としては安全な形態である不溶化処理された赤リンもリンとして検出されるため、②と同様の用途でのご利用をお勧めします。

④Py-GCMS(熱分解GCMS)分析

【手法】

試料より数mgを削り取り、熱分解GCMSにより試料中に存在する赤リンを測定します。

【特徴】

数mgの試料で赤リンのスクリーニング分析(定性・定量)ができます。また、分子構造まで確認することができるため、確実に赤リンの存在を確認できます。(ただし不溶解化された赤リンも同様に検出されます)

是非、お気軽にご相談ください。

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カテゴリー: 環境測定 | 2016 年 12 月 7 日 水曜日